Webflowの料金プランを日本円で比較|用途別のおすすめと選び方
Webflowの料金体系がわかりにくい理由
Webflowの料金ページを見て、すんなり理解できた人は少ないと思う。
その原因は、Webflowには「サイトプラン」と「ワークスペースプラン」という2種類の料金体系があるからだ。しかもドル表記のみで、日本円がいくらになるのかパッと分からない。
この記事では、2026年時点のWebflow全プランを日本円に換算して一覧にする。その上で「どのプランを選べばいいか」を用途別に整理した。
なお、円換算は1ドル=150円で計算している。為替は変動するので、契約時に最新レートで確認してほしい。
まず知っておくこと:2つの料金の違い
Webflowには料金が発生するポイントが2つある。
| 種類 | 何に対する料金か | 誰が払うか |
|---|---|---|
| サイトプラン | 公開するサイト1つごと | サイトオーナー |
| ワークスペースプラン | 制作環境(チーム管理・共同作業) | 制作チーム |
ポートフォリオサイトを1つ作るだけなら、サイトプランだけで済む。制作会社として複数クライアントのサイトを管理するなら、ワークスペースプランも必要になる。
この2つを混同すると「思ったより高い」と感じる原因になるので、まず区別を押さえておきたい。
サイトプラン一覧(日本円換算)
サイトプランは、サイト1つごとに選ぶ。静的サイトか、CMS(ブログ・記事管理)を使うか、ECサイトかで分かれる。
一般サイト向け
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 無料 | 学習・テスト用 |
| Basic | $14/月(約2,100円) | $18/月(約2,700円) | LP・ポートフォリオ等の静的サイト |
| CMS | $23/月(約3,450円) | $29/月(約4,350円) | ブログ・記事のある企業サイト |
| Business | $39/月(約5,850円) | $49/月(約7,350円) | 大規模サイト・フォーム件数が多い場合 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | セキュリティ要件の厳しい大企業 |
Ecommerce向け
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Standard | $29/月(約4,350円) | $42/月(約6,300円) | 小規模EC(手数料2%) |
| Plus | $74/月(約11,100円) | $84/月(約12,600円) | 中規模EC(手数料0%) |
| Advanced | $212/月(約31,800円) | $235/月(約35,250円) | 本格EC運用 |
Freeプランの制約: 無料で使えるが、公開サイトのURLが xxxxx.webflow.io になる(独自ドメイン不可)。制作中のテストには使えるが、本番サイトとして公開するなら有料プランが必要だ。
ワークスペースプラン一覧(日本円換算)
ワークスペースプランは、制作チームの管理環境に対する料金だ。
| プラン | 月額/人(年払い) | 月額/人(月払い) | 含まれるサイト数 |
|---|---|---|---|
| Free(Starter) | 無料 | 無料 | 2サイトまで |
| Core | $19/人/月(約2,850円) | $28/人/月(約4,200円) | 10サイトまで |
| Growth | $49/人/月(約7,350円) | $60/人/月(約9,000円) | 無制限 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無制限 |
注意: ワークスペースプランはメンバー数に応じた課金だ。3人チームでCoreプランなら月額 $19 x 3 = $57(約8,550円)になる。
用途別:どのプランを選ぶべきか
料金表だけ見ても判断しにくいので、よくあるケースごとに整理する。
ケース1:個人のポートフォリオサイト
おすすめ: サイトプラン Basic(約2,100円/月)+ ワークスペース Free
ポートフォリオやLP的なサイトで、ブログ機能が不要なら Basic で十分だ。CMS機能は使えないが、ページ数に上限はない(150ページまで)。ドメインも独自ドメインを設定できる。
年間コスト: 約25,200円
ケース2:ブログ付きの企業サイト
おすすめ: サイトプラン CMS(約3,450円/月)+ ワークスペース Free
ブログや実績紹介などを定期的に更新するなら CMS プランが要る。CMSアイテム数の上限が2,000件なので、週1回の更新ペースなら数十年は持つ。
年間コスト: 約41,400円
ちなみに、f2tのサイト(f2t.jp)もこのCMSプランで運用している。記事数が増えてきても特にパフォーマンスの問題は感じていない。
ケース3:制作会社として複数サイトを管理
おすすめ: サイトプラン CMS or Business(サイトごと)+ ワークスペース Core or Growth
制作会社の場合、クライアントごとにサイトプランがかかる。ワークスペースプランはチーム管理用で、Coreなら10サイトまで管理できる。10サイトを超える場合はGrowthが必要だ。
仮に5サイト(CMSプラン)+ 2人チーム(Core)の場合:
- サイト: $23 x 5 = $115/月(約17,250円)
- ワークスペース: $19 x 2 = $38/月(約5,700円)
- 合計: 約22,950円/月
この料金をどう見るか。WordPressで同じ数のサイトを管理する場合、サーバー代・保守・プラグイン更新の工数を考えると、Webflowのほうが総コストは安くなるケースが多い。特にセキュリティアップデートの手間がゼロになるのは大きい。
ケース4:ECサイト
おすすめ: Ecommerce Standardから始めて様子を見る
Webflow EcommerceはShopifyほどの機能拡張性はない。商品数が少なく、デザインの自由度を重視するブランドに向いている。取引手数料が Standard だと2%かかる点に注意。月商50万円を超えるなら、手数料0%のPlusプランのほうがトータルで安くなる。
分岐点の計算:
- Standard: 月額約4,350円 + 売上の2%
- Plus: 月額約11,100円 + 手数料なし
- 月商約33.75万円で逆転((11,100 - 4,350) / 0.02 = 337,500円)
年払いと月払い、どちらにすべきか
ほぼすべてのプランで年払いが約20〜25%安い。
たとえばCMSプランなら:
- 月払い: $29/月 x 12 = $348/年(約52,200円)
- 年払い: $23/月 x 12 = $276/年(約41,400円)
- 差額: 約10,800円/年
サイトを1年以上運用する前提なら、年払いにしない理由がない。ただし、テスト的に始める場合は月払いで1〜2か月試してから年払いに切り替えるのが安全だ。
Webflowの料金で見落としがちな点
料金表に載っていないコストもある。
1. ドメイン費用は別
Webflowの料金にはドメイン代は含まれない。Webflow内でドメインを購入することもできるが、Namecheapやお名前.comで取得した外部ドメインを接続するほうが一般的だ。年間1,000〜3,000円程度。
2. フォーム送信数の上限
プランごとにフォーム送信数の上限がある。Basicは50件/月、CMSは500件/月、Businessは1,000件/月。問い合わせフォームの多いサイトでは上限に達する可能性がある。
上限を超える場合、外部フォームサービス(Typeform、Tally等)を埋め込むか、Businessプランに上げるかの判断になる。
3. CMS アイテム数の上限
CMSプランは2,000アイテム、Businessプランは10,000アイテムが上限。ブログ記事だけでなく、カテゴリやタグもCMSアイテムとしてカウントされる点に注意。
4. 帯域幅
Basicプランは月間50GBまで。画像が多いサイトでアクセスが集中すると上限に達することがある。CMSプラン以上は200GB〜で、通常の企業サイトなら問題にならない。
WordPressと比較するとどうか
Webflowの料金が「高い」と感じるかどうかは、WordPressと比較すると分かりやすい。
| 項目 | Webflow CMS | WordPress(レンタルサーバー) |
|---|---|---|
| 月額費用 | 約3,450円 | 約1,000〜2,000円(サーバー代) |
| SSL証明書 | 無料(自動) | 無料(Let's Encrypt) |
| CDN | 標準搭載(Fastly/AWS) | 自前で設定 or プラグイン |
| セキュリティ更新 | 不要(Webflow側で対応) | WordPress本体+プラグインの更新が必要 |
| バックアップ | 自動(バージョン管理) | プラグイン or サーバー機能に依存 |
| 保守工数/月 | ほぼゼロ | 2〜4時間(アップデート確認・対応) |
月額の差は約1,500〜2,500円。ただしWordPressの保守に毎月2時間使うとして、その時間単価を考えるとWebflowのほうが安い場合が多い。特に制作会社が複数サイトを管理する場合、WordPress保守の工数は無視できない。
まとめ
Webflowの料金体系は「サイトプラン」と「ワークスペースプラン」の2本立てで、初見だと分かりにくい。ただし仕組みを理解すれば、用途に合ったプランは絞り込める。
ほとんどのケースで判断基準は3つだ。
- CMS(ブログ・記事管理)が必要かどうか → 必要ならCMSプラン以上
- チームで制作するかどうか → チームならワークスペースCoreかGrowth
- ECが必要かどうか → 必要ならEcommerceプラン
迷ったら、まずFreeプランでサイトを作ってみて、公開時にBasicかCMSプランに切り替えるのが確実だ。Webflowはプランのアップグレードはいつでもできるので、最小構成で始めて必要に応じて上げていけばいい。

